アーノルド・キアリー奇形という病名について(読み)あーのるどきありーきけいというびょうめいについて

家庭医学館 の解説

あーのるどきありーきけいというびょうめいについて【アーノルド・キアリー奇形という病名について】

 ドイツ医師キアリー博士が19世紀に報告した4つの小脳(しょうのう)の病変うち、第2番めの病態をキアリーⅡ型奇形(がたきけい)といいます。
 ところが、このキアリーⅡ型奇形の報告は、最初にアーノルド博士(ドイツの医師)が行ない、ついでキアリー博士が行なったというように誤って伝えられ、アーノルド・キアリー奇形という病名が用いられるようになり、この病名が普及しました。
 キアリーⅡ型奇形が医学的に正しい病名です。

出典 小学館家庭医学館について 情報

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