ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アーメス・パピルス」の意味・わかりやすい解説 アーメス・パピルスAhmes papyrus 発見者であるイギリスのエジプト学者 H.リンドにちなんでリンド・パピルスともいう。古代エジプトにおいて,神官アーメスは,前 1650年頃,パピルスといわれる植物の茎の繊維でつくられた書写材料に,算術,代数,幾何などそれ以前から知られていた数学の知識を記録して残した。これがアーメス・パピルスで,たとえば「直径が9,高さが 10の円筒形の穀倉の容積」を求める問題など 84の例題が含まれ,その解答も与えられている。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by