日本大百科全書(ニッポニカ) 「アーレフ」の意味・わかりやすい解説 アーレフあーれふAbū al-Qāsem ‘Āref(1882―1934) イランの革命詩人。カズビーンに生まれる。テヘランに移って宮廷関係者に受け入れられたが、のちに立憲革命運動の熱烈な支持者となり、多くの叙情詩を作詩して国民に愛唱され、立憲革命期の最初の吟唱詩人として知られた。第一次世界大戦中急進派に加わってトルコに亡命。帰国後ホラサーン地方で革命政権に加わり、作詩によって民族運動を鼓舞した。作品に『アーレフ詩集』がある。[黒柳恒男] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by