いけ年(読み)いけどし

精選版 日本国語大辞典 「いけ年」の意味・読み・例文・類語

いけ‐どし【いけ年】

〘名〙 (「いけ」は接頭語。多く、「いけどしをして」などの形で) 年をとっていること。いい加減な年配になっていること。また、言動がその年にふさわしくないのをののしる場合に用いる。いい年。
滑稽本・当世阿多福仮面(1780)「こんたもこんた、いい生(イケ)どしをして、あんまり気てんのない人だ」

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デジタル大辞泉 「いけ年」の意味・読み・例文・類語

いけ‐どし【いけ年】

《「いけ」は接頭語》年をとったことを卑しめののしる語。いい年。
「―をつかまつった和尚業体ぎょうていで恐れ入るが」〈鏡花高野聖

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