いじむじ

精選版 日本国語大辞典 「いじむじ」の意味・読み・例文・類語

いじ‐むじ

  1. [ 1 ] 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴う場合もある。「うじうじ」「もじもじ」などと関連のある擬態語か )
    1. ものごとがすっきりとしないで、入り乱れているさま。くしゃくしゃ。ごちゃごちゃ。
      1. [初出の実例]「いじむじと焼き筆でかくせうきのゑ」(出典:雑俳・うき世笠(1703))
    2. 何やかやともめるさま。いざこざ。とやかく。
      1. [初出の実例]「それにいぢむぢ言ふ人はほからかいて置かしゃんせ」(出典:浄瑠璃・心中万年草(1710)中)
  2. [ 2 ] 〘 名詞 〙 あれこれと文句をいうこと。もんちゃくを起こすこと。
    1. [初出の実例]「いよいよ大悲のお力で、いぢむぢのない様に」(出典:浄瑠璃・苅萱桑門筑紫𨏍(1735)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む