擬態語(読み)ぎたいご

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

「キラキラ」「ダラダラ」「フラフラ」のように,直接に音響とは関係のない状態を描写するのに用いられる語。日本語には非常に多い。単独で,または「と」を伴って連用修飾語として用いられるほか,「ピッタリだ」のように形容動詞になるものや,「スッキリする」のように「する」を伴って動詞になるものもある。ときには,「ガッカリ」「ドキッ」などのように,間投詞として用いられることもある。 (→擬声語 )

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デジタル大辞泉の解説

事物の状態や身ぶりなどの感じをいかにもそれらしく音声にたとえて表した語。「つるつる」「じろじろ」「こっそり」など。なお、広義の擬声語には、擬態語が含まれることがある。→擬声語

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百科事典マイペディアの解説

擬容語とも。物事の状態を,それに照応していると思われる音声で表した語。テキパキ,ニヤニヤ,プイと,フラフラ,ボンヤリなど。単独で,または〈と〉をつけて連用修飾語になるほか,サ変動詞〈する〉と複合したり,形容動詞,名詞として用いられたりする。→擬声語

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世界大百科事典 第2版の解説

外界の音響を言語音で模写する擬声語に対して,客観的には必ずしも音響のない事象の状態を,擬声語の場合と同様の形式で象徴的に描写する語形を,擬態語または擬容語という。日本語の特色として,擬態起源の動詞・形容詞(〈ねばる〉〈ねばい〉等)のほかに,擬態語形がいろいろの形式また文法機能をもち,会話にも文章にもしきりに用いられる。形式については,用いられる音素の性質に傾向が認められ,その組合せの変化に応じてニュアンスが並行的に変わる。

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精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙 広義の擬声語の一種。音響には直接関係のない事象の状態などを描写するもの。狭義の擬声語が、自然の音声を言語音で忠実に直接的に模倣するのに対し、これは間接的に模倣し象徴的に言語音に写したもの。「そわそわ」「ぐずぐず」「にやり」の類。〔国語の組織(1914)〕

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世界大百科事典内の擬態語の言及

【擬声語】より

…その語形は,ほぼ一定の型があり,型の交替によってニュアンスが変わる。これは擬態語と同様で,文法上には多少の差が見られるが,普通は擬態語との区別が意識されない(両者をあわせて〈写生詞〉とよぶ人もある)。なお,鳴声の描写として,形式化した〈コケコッコー〉の類は,構文上では引用されるにとどまり,文法的諸機能をもたない。…

※「擬態語」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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