イスチグアラスト層(読み)イスチグアラストそう

最新 地学事典 「イスチグアラスト層」の解説

イスチグアラストそう
イスチグアラスト層

Ischigualasto Formation

アルゼンチン北西部に分布する三畳紀後期の陸成層。エオラプトルヘレラサウルスなど世界最古の恐竜化石を産出することで知られる。挟在する凝灰岩の放射年代は約2.3億年前,層厚は最大900mに達する。全体に明るい灰色を呈しており,下位のロスラストロス層(黄土色)や上位のロスコロラドス層(赤色)と容易に識別できる。堆積環境は,乾季雨季が明瞭な気候下の氾濫はんらん原。陸生の脊椎動物化石は豊富で,恐竜(7タクサ)やワニ類などの主竜類(同13),単弓類(同8),および三畳紀後期の両生類(分椎類2)など総計30タクサが報告されている。恐竜や哺乳類・ワニ類などの起源や初期進化を探るうえで極めて重要である。本層を含む地域は,「イスチグアラスト/タランパジャ自然公園群」として2000年にユネスコ世界自然遺産に指定された。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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