平山(読み)ひらやま

日本歴史地名大系 「平山」の解説

平山
ひらやま

上川町と網走支庁管内紋別郡白滝しらたき村の境にあり、標高一七七一メートル。北西ニセイカウシュッペ山がある。山頂は概して平坦で、安山岩で覆われ高山植物が群生している。南側の層雲そううん峡を挟みくろ(一九八四メートル)方面を望むと表大雪の山脈が連なる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「平山」の意味・わかりやすい解説

平山
へいざん / ピンシャン

中国、河北(かほく)省南西部の県。石家荘(せきかそう)地級市に属する。山西(さんせい)省より太行(たいこう)山脈を越えて河北平野に流れ込む滹沱河(こだが)の谷口に位置する。人口49万7300(2014)。県域の大部分は滹沱河の支流域で、西境は山西省に接する。交通路の要衝にあって早くから開発が進み、漢代には蒲吾(ほご)県が置かれ、唐代に平山県と改められた。滹沱河をさかのぼった西柏坡(せいはくは)には、中華人民共和国成立直前の1948年5月から翌1949年3月まで中国共産党の中央が置かれた。滹沱河主流には崗南(こうなん)、黄壁庄(こうへきしょう)など大型ダムが設けられ、安定した灌漑(かんがい)用水を供給している。平野部では小麦、トウモロコシ綿花ラッカセイなどを産出する。天桂(てんけい)山、平山温泉などの観光地がある。

[秋山元秀・編集部 2017年3月21日]

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