現代外国人名録2016 「イ・チャンドン」の解説
イ・チャンドン
李 滄東
Lee Chang-dong
- 職業・肩書
- 映画監督,脚本家,作家 元韓国文化観光相
- 国籍
- 韓国
- 生年月日
- 1954年4月1日
- 出生地
- 慶尚北道大邱
- 学歴
- 慶北大学教育学部(韓国文学)〔1980年〕卒
- 受賞
- 東亜日報文学賞「戦利」,韓国日報文学賞(第25回)〔1993年〕「鹿川には糞が多い」,バンクーバー国際映画祭ヤングシネマ部門龍虎賞(第16回)「グリーン・フィッシュ」,ベネチア国際映画祭特別監督賞・国際映画批評家連盟賞(第59回)〔2002年〕「オアシス」,アジア・フィルム・アワード作品賞・監督賞(第2回)〔2008年〕「シークレット・サンシャイン」,カンヌ国際映画祭脚本賞(第63回)〔2010年〕「ポエトリー アグネスの詩」
- 経歴
- 1970年代後半に始まった民主主義推進運動で一躍有名となった文化人運動の中心的存在。’81〜87年教師を務め、’88年小説「戦利」で作家デビュー。以後、「焼紙」「運命について」「鹿川には糞が多い」などの作品を次々と発表。’93年パク・クァンス監督に誘われ、映画「あの島に行きたい」の脚本を執筆し、助監督として参加。’96年俳優たちとイースト・フィルム社を設立、’97年「グリーン・フィッシュ」で映画監督デビュー。同作品で数々の賞を獲得し、30に及ぶ国際映画祭に招待された。2000年2作目の「ペパーミント・キャンディー」(’99年)が大ヒット。韓国の作品として初めて釜山国際映画祭のオープニングを飾ったことでも話題となる。2003年2月〜2004年6月盧武鉉政権の文化観光相を務める。2007年「シークレット・サンシャイン」で現場復帰。同年東京フィルメックス審査委員長に就任。他の監督作品に「オアシス」(2002年)、「ポエトリー アグネスの詩」(2010年)などがある。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報