ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「イブヌル・クーティーヤ」の意味・わかりやすい解説
イブヌル・クーティーヤ
Ibn al-Qūtīya
[没]977.11.6. コルドバ
イスラム教徒の文法学者,歴史学者。ウマイヤ家のマウラー (アラブ以外のイスラム教徒の意。複数形はマワーリー ) とゴート族の王女との間の子供を祖先とし,スペインの後ウマイヤ朝では名門であった。コルドバで学び,のちにそこで教鞭をとって大学者の名を得た。多数の著書のなかで現存するのは,『動詞論』 Kitāb Tasārīf al-Af`āl,『アンダルシア征服史』 Ta'rīkh Iftitāh al-Andalusである。
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