セビリア(読み)せびりあ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「セビリア」の意味・わかりやすい解説

セビリア
Sevilla

スペイン南部,アンダルシア州西部,セビリア県の県都。スペイン第4の都市。グアダルキビル川左岸,河口から 87kmに位置する。古代フェニキアの植民都市で,ローマ,西ゴート,イスラムなどの支配下にあった各時代を通じて繁栄コロンブスによるアメリカ大陸到達後は対アメリカ貿易を独占して全盛時代を迎えた。スペインの主要貿易港の一つとして,現在はワイン,オレンジ,オリーブ油,羊毛鉄鉱石などを輸出肥沃なアンダルシア平野の中心をなす商工業都市でもあり,たばこ鉄鋼,金属,陶器,食品などの工業がある。スペイン,ポルトガル各地からの道路,鉄道が集中。イスラム風の町並みが残り,ローマ時代の遺跡やイスラム時代のモスク,城 (→アルカサル) ,キリスト教時代の大聖堂,大学などがある。聖週間には町をあげての祭りが続き,闘牛とともに多くの観光客を集める。1992年万国博覧会開催地。人口 69万4071 (2006推計) 。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「セビリア」の意味・わかりやすい解説

セビリア
せびりあ

セビーリャ

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