イーシャナバルマン(その他表記)Īçānavarman

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「イーシャナバルマン」の意味・わかりやすい解説

イーシャナバルマン
Īçānavarman

クメール族真臘国の王 (在位 611~628頃) 。その都城はイーシャナプラ (伊奢那補羅) と呼ばれ,現在のカンボジア南部のコンポントムのサンボール・プレイ・クック遺跡に比定される。この城内には,王の大謁見堂と2万戸以上があったという。 616年に初めて中国 (隋) に朝貢したことが知られている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android