イーシャナバルマン(その他表記)Īçānavarman

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「イーシャナバルマン」の意味・わかりやすい解説

イーシャナバルマン
Īçānavarman

クメール族真臘国の王 (在位 611~628頃) 。その都城はイーシャナプラ (伊奢那補羅) と呼ばれ,現在のカンボジア南部のコンポントムのサンボール・プレイ・クック遺跡に比定される。この城内には,王の大謁見堂と2万戸以上があったという。 616年に初めて中国 (隋) に朝貢したことが知られている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android