い頻き折る(読み)いしきおる

精選版 日本国語大辞典 「い頻き折る」の意味・読み・例文・類語

いしき‐お・る‥をる【頻折】

  1. 〘 他動詞 ラ行四段活用 〙 ( 「いしき」は動詞「しく(頻)」に接頭語「い」の付いた「いしく」の連用形で、「くりかえし」「たびたび」の意 ) 何度も何度も折る。くりかえし折る。一説に、「いしき(敷)折る」で、(葉を)平らにして折るの意とも。
    1. [初出の実例]「皇祖神(すめろき)の遠御代御代は射布折(いしきをり)(き)飲みきといふそこのほほがしは」(出典万葉集(8C後)一九・四二〇五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

排他的経済水域

略称 EEZ。沿岸国が水産資源や海底鉱物資源などについて排他的管轄権を行使しうる水域。領海を越えてこれに接続する区域で,領海基線から 200カイリの範囲をいう。沿岸国は,水中ならびに海底と地下の天然資...

排他的経済水域の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android