い頻き折る(読み)いしきおる

精選版 日本国語大辞典 「い頻き折る」の意味・読み・例文・類語

いしき‐お・る‥をる【頻折】

  1. 〘 他動詞 ラ行四段活用 〙 ( 「いしき」は動詞「しく(頻)」に接頭語「い」の付いた「いしく」の連用形で、「くりかえし」「たびたび」の意 ) 何度も何度も折る。くりかえし折る。一説に、「いしき(敷)折る」で、(葉を)平らにして折るの意とも。
    1. [初出の実例]「皇祖神(すめろき)の遠御代御代は射布折(いしきをり)(き)飲みきといふそこのほほがしは」(出典万葉集(8C後)一九・四二〇五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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