ウィックホフ(その他表記)Wickhoff, Franz

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ウィックホフ」の意味・わかりやすい解説

ウィックホフ
Wickhoff, Franz

[生]1853.5.7. シュタイル
[没]1909.4.6. ベネチア
オーストリアの美術史家。アイテルベルガー,タウジング,テオドール・フォン・ジッケルらに師事。 1885年来ウィーン大学教授。古代織物を研究。美術史学でいうウィーン学派の樹立者。彼の最初の主著ウィーン創世記』 Wiener Genesis (1895,W. V.ハンテルと共著) で,古代末期のローマ芸術を崩壊期とみなす従来の評価を鋭く批判した。雑誌"Jugend" (1900) では,前5~4世紀頃からローマ皇帝時代に,すでにギリシア模様がインドを通じ中国や日本にも伝播され,東アジアの芸術や手工芸品一般にその影響がみられる,という画期的な説を述べた。

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