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古代末期 こだいまっきSpätantike; Late Antiquity

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

古代末期
こだいまっき
Spätantike; Late Antiquity

西洋史上古典古代世界の解体から中世の成立までの時期。単なる過渡期ではなく,ヨーロッパ形成のうえで,重要な転換期。その時代画定,古代,中世の断絶,連続面については諸説がある。 19世紀以来,西ローマの滅亡とゲルマンの侵入を対比して,古典古代文明の没落と中世暗黒時代の導入をとらえるルネサンス的史観に対してドイツ学界から批判が起り,ローマの崩壊は内在的要因により,中世への移行も連続的であると主張された。その起点は,専制君主制によるローマ再建と古典古代的市民の自由の圧殺をもたらしたコンスタンチヌス1世 (大帝) の時代であり,また東方ではビザンチン体制の確立 (7世紀初期) ,西方では西ローマ帝国の滅亡 (476) が一応の下限とされるが,通説はない。その特質としては,古代ギリシア・ローマ的都市国家の衰滅,奴隷制からコロナツス制 (→コロヌス ) への変化,ゲルマン諸族との接触による社会,文化の変動などがあげられよう。

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