ウオジラミ(読み)うおじらみ(その他表記)fish-louse

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ウオジラミ」の意味・わかりやすい解説

ウオジラミ
うおじらみ / 魚虱
fish-louse

節足動物門甲殻綱ウオジラミ目Caligoidaの海産動物の総称魚類クジラ類外部寄生する。寄生部位により多くの科に分化しているが、元来はプランクトン生活の橈脚(とうきゃく)亜綱一群である。一般に体長5~15ミリメートルで、雌雄異型。宿主の体表をはい回って吸血するものだけでなく、えらについたり、宿主の体内に組織を伸ばすものもある。固定寄生をするものでは形態変化がとくに著しく、甲殻類としての体制をまったく失っているものも少なくない。

[武田正倫]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「ウオジラミ」の意味・わかりやすい解説

ウオジラミ

チョウ

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android