ウォッシュオーバー・クレセント(読み)ウォッシュオーバークレセント(その他表記)washover crescent

岩石学辞典 の解説

ウォッシュオーバー・クレセント

小さなバルハン(barchan)に似た1cmくらいの深さの堤で,1m以下の非常に浅い海の条件で形成される.バルハンは風の当たる側が凸面をした三日月状の砂丘のことである.三日月型の尖頭部は下向きの流れを示し,流れの方向に対して大体対称的な構造をしている.頭が平らなリップルが合体してできたとされている[Tanner : 1960].

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

関連語 砂丘

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む