ウトロ地区

共同通信ニュース用語解説 「ウトロ地区」の解説

ウトロ地区

太平洋戦争中、飛行場建設に従事した朝鮮人労働者の寄宿舎があった地域で、今も子孫らが暮らす。京都府宇治市にある。飛行場は終戦で建設が中止され、混乱で帰国できない人たちが集住した。地権者側が1989年、土地の明け渡しを求め提訴、2000年に住民側の敗訴が確定した。これに対し住民側は、募金や韓国政府の支援で土地の一部を購入し、土地問題は解決した。今年4月、地区歴史を伝える写真や、立ち退き裁判時の立て看板を展示する「ウトロ平和祈念館」が開館した。

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