ウミエラビル(その他表記)Ozobranchus branchiatus

改訂新版 世界大百科事典 「ウミエラビル」の意味・わかりやすい解説

ウミエラビル
Ozobranchus branchiatus

ヒル綱ウオビル科の環形動物。胴の両側に7対の大きなえらをもっているのでこの名がある。本州の太平洋岸に分布するウミガメの体表に寄生する。体長約1cmで,細長い筒状頸部(けいぶ)と幅広い扁平な胴部に分かれる。前吸盤は3体環よりなり,その前縁に口が開く。後吸盤は大きい皿状で下に向いている。第11~17体節の両側には分岐して房状になったえらが並ぶ。頭部第2体環上に1対の眼がある。雌雄同体で,生殖口は頸部の後端腹面に開くが,雄生殖口は雌生殖口よりわずか前方に位置する。肛門は体の後方背面に開く。近似種のO.margoiには5対のえらがある。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

日本の株式の水準を示す、東京証券取引所第1部225銘柄の平均株価。単位は円。構成銘柄は時価総額の分布の変化などにより、適宜入れ替えられている。現在の形になったのは1985年5月からである。ダウ・ジョー...

日経平均株価の用語解説を読む