最新 地学事典 「ウラル鉱産地帯」の解説
ウラルこうさんちたい
ウラル鉱産地帯
Ural ore belt
ウラル山脈,特にその中~南部はindustrial Uralと呼ばれロシアの大鉱産地域。石炭・石油・Fe・Mn・Cr・マグネサイト・Cu・Al・ルチル・緑柱石・Ag・Ptのほか,岩塩・滑石・長石・グラファイト・雲母・ひる石・かすみ石・コランダム・ざくろ石・重晶石・P・宝石など。AsbestとZhetygaraを中心とするアスベストはロシア最大。FeにはAlapaevなどの風化残留鉱床,Magnitnayaなどの交代鉱床,CuはUcharinskoye鉱床など多数の含銅硫化鉄鉱床がある。中部古生界の火砕岩にSb・As・Bi・Au・Zn・Cd・Coなどを伴う。さらに海成新生界中の大規模なマンガン鉱層(Ivdel鉱床),Kempirsai地区超苦鉄質岩中のクロム鉄鉱鉱床,古期変成岩中のマグネサイト鉱床(Catka),デボン紀と白亜紀のボーキサイト鉱床(Turgai盆地など),ルチル変成鉱床,緑柱石ペグマタイト鉱床,Berezovoなど多数の金石英脈と南ウラルの砂金・砂白金鉱床など。
執筆者:岸本 文男
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

