日本大百科全書(ニッポニカ) 「ウランゲル島」の意味・わかりやすい解説 ウランゲル島うらんげるとうВрангеля Остров/Vrangelya Ostrov ロシア連邦の北東端、北極海の縁海である東シベリア海とチュコト海の間にある島。幅約150キロメートルのロンガ海峡を隔ててアジア大陸に対する。英語名Wrangel Island。東西に長く、面積は約7300平方キロメートル。中央部が山地で、最高点は標高1096メートルのソビエツカヤ山。北部には平野が広がるが、寒冷でツンドラ(永久凍土帯)が卓越する。ロシアの海軍士官で地理学者のF・P・ウランゲリの名にちなむ。[熊木洋太] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例