チュコト海(読み)ちゅことかい(英語表記)Чукотское Море/Chukotskoe More

日本大百科全書(ニッポニカ) 「チュコト海」の意味・わかりやすい解説

チュコト海
ちゅことかい
Чукотское Море/Chukotskoe More

ロシア連邦、シベリア北東端のチュコト半島と、アラスカ半島との間に広がる北極海の縁海。チュクチЧукчи/Chukchi海ともいう。面積約59万5000平方キロメートル、平均水深71メートル、最大水深1256メートル。南はベーリング海峡によって太平洋ベーリング海)に通じ、東部のアラスカ側にコッツビュー湾を擁し、北西部のウランゲル島とシベリア本土との間にはロング海峡が通じる。平均水温は夏季で2.5~5.5℃、冬季は零下21~27℃に達し、1年の大半は結氷している。沿岸にはセイウチアザラシが生息する。ベーリング海峡に臨んでウエーレン港がある。

[須長博明]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

スキマバイト

働き手が自分の働きたい時間に合わせて短時間・単発の仕事に就くこと。「スポットワーク」とも呼ばれる。単発の仕事を請け負う働き方「ギグワーク」のうち、雇用契約を結んで働く形態を指す場合が多い。働き手と企...

スキマバイトの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android