ウルドゥー文学(読み)ウルドゥーぶんがく(英語表記)Urdu literature

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ウルドゥー文学」の意味・わかりやすい解説

ウルドゥー文学
ウルドゥーぶんがく
Urdu literature

ウルドゥー語を媒体とし,イスラム諸王朝の版図の拡大とともに発達したインド・イスラム教徒共通の文学。 18世紀から 19世紀前半にかけては,ウルドゥー古典詩の最盛期で,散文文学は 19世紀から盛んになった。インド諸文学で進歩主義文学運動を推進したインド進歩主義作家協会 (1935年ロンドンで設立,翌 36年ラクナウで第1回年次大会) はウルドゥー語作家を中心として設立された。 1947年インド,パキスタン分割独立後,ウルドゥー文学の中心はデリー,ラクナウからパキスタンのカラチラホールに移った。短編小説抒情詩を含む詩が主流をなしている。

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改訂新版 世界大百科事典 「ウルドゥー文学」の意味・わかりやすい解説

ウルドゥー文学 (ウルドゥーぶんがく)

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世界大百科事典(旧版)内のウルドゥー文学の言及

【インド文学】より

…古代・中古の文学はインド・アーリヤ語の文学であって,近世の文学もインド・ヨーロッパ語文学を主流とするが,便宜上ドラビダ文学もこれに含める。各時代を通じ文学の背景をなしている宗教思想は,主としてバラモン教ないしヒンドゥー教であるが,仏教やジャイナ教の宗教文学もあり,近世文学においてはヒンドゥー教のほかにイスラム教徒によるウルドゥー文学もある。
【古代文学(ベーダ文学)】
 前1500年ころイラン地方からインドの北西部に移住したアーリヤ人は,その素朴な詩情を自然賛美の抒情詩歌によって表現した。…

※「ウルドゥー文学」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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