ウルドの泉(読み)うるどのいずみ(その他表記)Urðar-brunnr

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ウルドの泉」の意味・わかりやすい解説

ウルドの泉
うるどのいずみ
Urðar-brunnr

北欧神話に現れる泉の名。『エッダ』とアイスランドの学者スノッリ・スツルソンによれば、大樹イグドラシルのそばに湧(わ)く泉で、その名はそこに集まる3人の運命の女神の1人ウルドに由来する。彼女らは人間の子らの寿命を定めて運命を告げるといい、またイグドラシルの樹(き)が枯れないように、この泉から汲(く)んだ水を大樹に注ぐという。この泉は神聖な泉とされ、中に入るものはすべて白くなるという。ハクチョウもこの泉に由来するとされている。

[谷口幸男]

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