百科事典マイペディア 「イグドラシル」の意味・わかりやすい解説
イグドラシル
→関連項目アースガルズ|ノルン|バルハラ|ミーミル
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北欧神話に現れるトネリコの大樹。あらゆる樹(き)のうちでもっとも大きく、ウルドの泉の上にそびえて全世界の上に枝を広げる。神々は毎日このイグドラシルのもとで協議し、裁きの判決を下す。これを支える巨大な三つの根は冥府(めいふ)のヘル、霜の巨人の国、人間界へと届き、そのそばにはそれぞれ泉が一つずつある。またその根を蛇と竜が、また若い枝を4頭の牡鹿(おすじか)が絶えず食い荒らしており、枝には物知りの鷲(わし)が止まっている。そのことばはリスにより根の竜に伝えられる。世界の終末にはこの樹は震え、巨人スルトの火で焼かれる。イグドラシルは、北欧の詩人たちがさまざまなイメージからつくりあげたものと思われ、このような宇宙樹の観念はオリエントや中世のヨーロッパ大陸にもみられる。
[谷口幸男]
…
[神々の世界]
世界の真中にあるアースガルズÁsgarðrにアース神たちは住む。そこにはイグドラシルYggdrasillと呼ばれるトネリコの大樹(世界樹)がそびえている。その枝は全世界の上にひろがり天に達する。…
… このような宇宙軸の観念は前3000年から前4000年ころにすでにあり,樹木にかぎらず,柱,棒,塔,山はみなこのシンボリズムを共有する。その代表的なものはスカンジナビアに伝わる〈エッダ〉の中にうたわれたイグドラシルと呼ばれるトネリコの木である。これは天,地,地下という三つの宇宙領域の中心に立ち,運命の3女神がこの木に運命の泉ウルドの水を与える。…
…角はとくに治癒力をもつとされ,御守にしたり,削って薬にした。北欧神話では宇宙樹イグドラシルから葉や若芽をむしって食べる牡鹿のことが出てくる。北欧独特の動物組紐文様の中に鹿は竜や馬などとともによく現れる。…
…イスラムにおいても,楽園の中央にある樹木シドラは,こうした観念の所産と考えられる。さらに北欧神話に登場するイグドラシルは,ウルズの泉の上にそびえる常緑のトネリコであるが,すべての生命の源泉であり,世界の秩序と運命を支配する木であるという点で,〈生命の樹〉とみなされる。この木の梢には1羽のワシが座を構え,ニーズホッグという竜がその根をかみ,4頭のシカがその枝の若芽を食い,1匹のリスが木を上ったり下りたりしてワシの語ることを根元の竜に伝えているという。…
…【浜谷 稔夫】
[神話,民俗]
トネリコは北欧神話の中で重要な役割を果たしている。あらゆる木のうちで最も大きく,全世界の上に枝をひろげる宇宙樹イグドラシルはトネリコである。主神オーディンはこの木に9夜の間,槍に傷つき,つり下がり,わが身を犠牲に捧げることで,ルーン文字を学んだという。…
…
[神々の世界]
世界の真中にあるアースガルズÁsgarðrにアース神たちは住む。そこにはイグドラシルYggdrasillと呼ばれるトネリコの大樹(世界樹)がそびえている。その枝は全世界の上にひろがり天に達する。…
※「イグドラシル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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