ウンギ(読み)ウンギ(その他表記)Unggi

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ウンギ」の意味・わかりやすい解説

ウンギ(雄基)
ウンギ
Unggi

北朝鮮,ハムギョンプク (咸鏡北) 道の北東部にある港町。ウンギ郡の郡庁所在地。ウンギ盆地にあり,南東が小湾にのぞむほかは山と丘陵に囲まれる。 1921年開港したが,炭,木材の集散地にとどまった。 33年ハムギョン (咸鏡) 鉄道から支線が開通して,トゥマン (豆満) 江流域を後背地とする商港となった。近海漁業が盛んで,特にスケトウダラの豊漁場で,水産加工も行われる。周辺は牧畜地域で,チーズ,バターの産出が多い。 71年からの6ヵ年計画期間に火力発電所が建設され,付近のプポ (鮒浦) に大規模な非鉄金属鉱山が開発された。雄基貝塚や旧石器時代の屈浦里遺跡がある。

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