現代外国人名録2016 「ウンベルトボッシ」の解説
ウンベルト ボッシ
Umberto Bossi
- 職業・肩書
- 政治家 元イタリア制度改革相,元レガ・ノルド(北部同盟)党首
- 国籍
- イタリア
- 生年月日
- 1941年9月19日
- 出生地
- バレーゼ県カッサーノ・ディ・マニャーノ
- 学歴
- パビア大学医学部中退
- 経歴
- 16歳から工場労働者として働く。夜間高校を経て、パビア大学医学部に入学するが中退。ロンバルディア方言をはじめととする地域文化をひとりで学ぶ。1979年右翼政党レガ・ノルド(北部同盟)の前身、レガ・ロンバルダを結成。’82年党機関紙「ロンバルディア・アウトノミスタ」創刊、北イタリアの独立をスローガンに掲げる。’84年同党議長(党首)。’87年同党からイタリア上院議員に初当選。’89年レガ・ノルド議長(党首)。’92年からはじまった一連の大規模汚職事件の摘発でイタリア政界が揺れ動くなかで支持を集め、同年の総選挙で第4党に躍進。反南部主義の過激な発言でマスコミの注目を集め、“ムッソリーニ以来の天才アジテーター”といわれる。’94年4月右派連合政権に参画。’95年10月化学企業をめぐる大規模汚職事件に関して、政治資金規制法違反で禁固8月の実刑判決を受ける。’96年4月の総選挙で躍進し、“パダーニャ共和国”としての北部独立を提唱するが、同年12月国家元首侮辱罪で起訴された。’97年5月住民に独立の是非を問う住民投票を実施したが、独立実現にはいたらなかった。2001年6月〜2004年ベルルスコーニ政権の制度改革相。2008年5月〜2011年11月ベルルスコーニ政権で再び制度改革相。2012年4月レガ・ノルド党首を退任。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報