エインヘルヤル(その他表記)Einherjar

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「エインヘルヤル」の意味・わかりやすい解説

エインヘルヤル
Einherjar

北欧神話で,オーディンの館バルハラに住む戦士たちの集団の呼び名。地上で戦闘が行われるたびごとに,オーディンは戦場に自分の娘の美しい戦いの女神ワルキュルヤたちをつかわし,勇敢に戦った戦死者たちを選ばせ,バルハラに連れてこさせる。彼らはそこで世の終りのときまでオーディン自身の賓客として手厚いもてなしを受け,戦闘と饗宴に明け暮れる生活をおくる。戦闘で受ける負傷の手当をするのも,饗宴で給仕役をつとめるのもワルキュルヤたちである。ラグナレクのときには,エインヘルヤルはオーディンの手兵として神々と魔軍の最後の決戦に参加する。

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世界大百科事典(旧版)内のエインヘルヤルの言及

【バルハラ】より

…バルハラの主人オーディンの命により,バルキューレ(ワルキューレ)たちは戦場で勇ましく戦死した戦士たちをここに集め,世界の終末に押し寄せてくる巨人族に備える。エインヘルヤルと呼ばれるこれら戦士たちは,日ごと武事に励み,夕べには牡豚の料理と蜜酒の宴会を楽しむ。オーディンは王座に就き狼のゲリとフレキをはべらせ,世界中の情報を得るため鴉(からす)のフギンとムニンを放つ。…

※「エインヘルヤル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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