改訂新版 世界大百科事典 「エッティングハウゼン」の意味・わかりやすい解説
エッティングハウゼン
Richard Ettinghausen
生没年:1906-79
ドイツ生れのイスラム美術史学者。ミュンヘン,ケンブリッジ,フランクフルト各大学に学ぶ。アメリカ・ペルシア美術考古学研究所,プリンストン大学高等研究所,ミシガン大学を経て,フリーア美術館中近東部長,ニューヨーク大学美術研究所教授。《アルス・イスラミカArs Islamica》《アルス・オリエンタリスArs Orientalis》《クンスト・デス・オリエンツKunst des Orients》誌の編者。イスラムにおける図像学的研究の先駆者で,《ユニコーン》(1950),《アラブの絵画》(1962),《ビザンティンからササン朝イランおよびイスラム世界へ》(1972)などの著書,論文がある。
執筆者:杉村 棟
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報