エドフ(その他表記)Edfu

デジタル大辞泉 「エドフ」の意味・読み・例文・類語

エドフ(Edfu)

エジプト、ナイル川中流西岸の町。ルクソールアスワン中間に位置する。古代ギリシャ‐ローマ時代に上エジプトの州都として栄えた。古代ギリシャ時代の名称アポリノポリスたかの姿をした太陽天空の神ホルスを祭るホルス神殿があることで知られる。

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百科事典マイペディア 「エドフ」の意味・わかりやすい解説

エドフ

エジプト,カイロ南方,ナイル川西岸の都市遺跡。ホルス神をまつった神殿で知られる。同神殿は,前237年プトレマイオス3世によって着工され,前57年プトレマイオス13世の治下完成。王朝時代末期の典型的神殿で,保存状態が完全に近いので有名。

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世界大百科事典(旧版)内のエドフの言及

【図書館】より

… ギリシアを含む地中海沿岸の古代の書字記録はパピルスによった。古代エジプトのエドフには太陽神ホルスの神殿内に〈パピルスの家〉と称される図書館があった。石に刻まれた目録から,そのコレクションの内容が天文学,占星術,宗教などに関するものであったことがわかる。…

※「エドフ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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