エナント酸(読み)エナントサン

デジタル大辞泉 「エナント酸」の意味・読み・例文・類語

エナント‐さん【エナント酸】

炭素数が7個の直鎖カルボン酸悪臭をもつ無色油状の液体。水に溶けにくく、有機溶媒によく溶ける。香料原料となるほか酪酸とともにイチョウの実の主要な腐臭成分として知られる。ヘプタン酸ヘプチル酸化学式CH3(CH25COOH

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

化学辞典 第2版 「エナント酸」の解説

エナント酸
エナントサン
enanthic acid

[同義異語]ヘプタン酸

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android