エニオン(その他表記)anyon

翻訳|anyon

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「エニオン」の意味・わかりやすい解説

エニオン
anyon

平面やトーラス (輪環体 ) などの二次元空間での量子論的物理系において存在が予言される粒子。二次元においては系の波動関数は2粒子を入替えたとき,任意の位相 exp(iθ) をもちうる。このため粒子も任意の統計性,スピンをもちうるため,英語の anyに基づき F.ウイルツェックによってエニオンと命名された。θ=0のときはボソン,θ=πのときはフェルミオンとなり三次元空間での結果と一致する。具体例としては,量子ホール効果を示す半導体の準粒子励起状態がエニオンであるとする議論がある。

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