エネルギー有効活用(読み)エネルギーゆうこうかつよう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「エネルギー有効活用」の意味・わかりやすい解説

エネルギー有効活用
エネルギーゆうこうかつよう

省エネルギー同義であるが,我慢忍耐を強調した石油危機時代とは異なり,中長期的な観点からの合理的・効率的なエネルギーの使用を推進することを基本とする考え方。近年の内需景気の拡大や生活水準の向上を背景に,エネルギー需要は予想を上回る増加傾向にあり,また化石燃料の大量消費による地球温暖化現象など,地球環境問題に対する国際的な問題意識の高まりから,改めてその重要性が認識されている。日本では「エネルギー使用の合理化に関する法律」による施策金融・税制上の助成措置や,省エネルギー関連技術開発の促進などを実施している。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む