省エネルギー(読み)しょうエネルギー(英語表記)energy conservation

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「省エネルギー」の意味・わかりやすい解説

省エネルギー
しょうエネルギー
energy conservation

エネルギーを消費していく段階で無駄を省き,効率的な利用を図ること。 1973年の第1次石油危機後,特に産業部門において生産設備や生産工程の改善により合理的なエネルギー消費が追求され,大きな成果を上げた。家庭や業務部門においても,家屋,ビルの断熱,空調設備の合理的設計,家庭機器の効率向上が積極的に行なわれ,効果を上げている。冷蔵庫消費電力は,この期間で約3分の1に減少し,自動車の燃費も向上した。電池電力貯蔵,高効率ガスタービン,スターリングエンジン炉頂圧発電,各種廃熱利用システム,コジェネレーション等は,省エネルギーに寄与し,現在推進されつつある技術の例である。

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