エネロニー(その他表記)ainé Rosny

20世紀西洋人名事典 「エネロニー」の解説

エネ ロニー
ainé Rosny


1856 - 1940
ベルギーの作家。
ブリュッセル生まれ。
本名Joseph Henri Honoré〉 ジョセフ・アンリ〈Boëx ボエクス。
1886年以後パリに定住し、同年弟との合作小説「ネル・ホーン」により文壇にデビュー、1887年ゾラを批判する「5人宣言」に参加した。1893〜1907年まで弟ジュスティンと「J.H.Rosny」の名で共作を行い、それ以後はainéを冠する。アナーキストとして社会小説を書くかたわらで、科学小説や先史時代を素材とした空想小説に境地を開いた。代表作に、「人類創世」(’09年)、「巨猫」(’18年)、共作に「クシペユス」(1887年)、「白蟻」(1890年)、「ヴァミレ」(1892年)がある。現代SFの祖で、アカデミー・ゴンクール名誉会長。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む