現代外国人名録2016 「エリックベツィグ」の解説
エリック ベツィグ
Eric Betzig
- 職業・肩書
- 物理化学者,顕微鏡学者 ハワード・ヒューズ医学研究所グループ長
- 国籍
- 米国
- 生年月日
- 1960年1月13日
- 出生地
- ミシガン州アナーバー
- 学歴
- カリフォルニア工科大学,コーネル大学
- 学位
- 博士号(コーネル大学)〔1988年〕
- 受賞
- ノーベル化学賞〔2014年〕
- 経歴
- 光学顕微鏡は、光の性質上1万分の2ミリより小さなものを見ることができないため、細胞内のたんぱく質などの分子を観察することは難しいとされてきた。そのため、レーザー光を個々の分子に当てて光らせる技術を用いて、動きや働きを調べる“1分子顕微鏡”を開発。2006年この技術を用いて、細胞内の分子を観察することに成功した。従来の光学顕微鏡の限界を超える顕微鏡の開発により、神経細胞などの中の分子を生きたまま観察、パーキンソン病やアルツハイマー病などのしくみの研究に貢献した。2014年超高解像度の蛍光顕微鏡の開発により、シュテファン・ヘル独マックス・プランク生物物理化学研究所所長、ウィリアム・モーナー米スタンフォード大学教授とともにノーベル化学賞を受賞。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報