最新 地学事典 「エリテリウム」の解説
エリテリウム
学◆Eritherium azzouzorum
長鼻目で最も原始的かつ小型とされる。1属1種。所属する科は未定。モロッコのOuled Abdoun盆地Sidi Chennaneのリン酸塩層(暁新世のSelandian~Thanetian初期)より発掘された(E. Gheerbrant 2009)。肩高は約20cm,体重は5〜6kɡと推定(A. Larramendi 2016)。下顎の歯式は,3・1・4・3で,有胎盤類の基本形を保ち,切歯・犬歯と頬歯の間に歯隙がないことは,長鼻目の中では特異。大臼歯は基本的に臼状歯であるが,稜状歯へ進化する兆候が見られる。
執筆者:樽野 博幸
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

