エルジンジャン(その他表記)Erzincan

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「エルジンジャン」の意味・わかりやすい解説

エルジンジャン
Erzincan

トルコ東部の都市。同名県の県都。ユーフラテス川北岸,周囲を山山で囲まれた平野に位置する。 1071年にビザンチン領からセルジューク・トルコ領になり,16世紀にオスマン帝国に組込まれるまで地方王朝によって支配された。 19世紀末まで毛織物となめし皮工業によって東部アナトリアの中心地の一つであったが,第1次世界大戦中,ロシア軍の占領などによって衰えた。モヘア敷物,銅製品の工業が盛ん。コムギオオムギ,ジャガイモ,テンサイを産する。人口9万 799 (1990推計) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android