現代外国人名録2016 「エルマンノオルミ」の解説
エルマンノ オルミ
Ermanno Olmi
- 職業・肩書
- 映画監督
- 国籍
- イタリア
- 生年月日
- 1931年7月24日
- 出生地
- ベルガモ地方トレヴィリオ
- 受賞
- ベネチア国際映画祭イタリア批評家賞(第22回)〔1961年〕「就職」,カンヌ国際映画祭国際カトリック映画事務局賞(第16回)〔1963年〕,カンヌ国際映画祭パルムドール(第31回)〔1978年〕「木靴の樹」,ベネチア国際映画祭銀獅子賞(第44回)〔1987年〕「偽りの晩餐」,ベネチア国際映画祭金獅子賞(第45回)〔1988年〕「聖なる酔っぱらいの伝説」,ベネチア国際映画祭栄誉金獅子賞(第65回)〔2008年〕
- 経歴
- 農家出身の敬虔なカトリック信者の両親を持つ。はじめ演劇を志し、ミュージカルの演出などを担当。1953年エディソン・ボルタが映画部を創設するとともに映画部長となり、’61年までに30本におよぶPR映画を製作。’59年長編第1作「時は止まりぬ」を発表、ベネチア国際映画祭で好評を博した。以後、長編の製作を続け、キリスト教的ヒューマニズムをたたえた詩情あふれるタッチの作品を発表。’78年「木靴の樹」でカンヌ国際映画祭パルムドールを、’88年「聖なる酔っぱらいの伝説」でベネチア国際映画祭金獅子賞を受賞。素人俳優を多く起用することで知られ、ネオ・リアリズムを継承するマエストロと呼ばれる。他の監督作品に「就職」(’61年)、「婚約者たち」(’63年)、「そして一人の男が来りぬ」(’63年)、「歩いて歩いて」(’83年)、「偽りの晩餐」(’87年)、「創世記」(’94年)、「ジョヴァンニ」(2001年)、市川純主演の「屏風の向うで歌う」(2003年)、「ポー川のひかり」(2006年)など。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報