岩石学辞典 「エントウーリティック」の解説 エントウーリティック ギュンベルがウーライト粒に用いた語で,この粒は外側から成長し,そのためにしばしば内部に空洞が見られる.この種のウーライト質の粒はカルルスバードの温泉などで形成される.これらは炭酸塩の周囲に浮遊している石灰の泡が堆積して成長する.形成された薄い膜は動き回る泡が急速に増加して,最終的には十分重くなり球体が底に沈澱する[Gümbel : 1878, Hatch : 1888]. 出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報