デジタル大辞泉 「エーレク」の意味・読み・例文・類語 エーレク(〈ドイツ〉Erec) ハルトマン=フォン=アウエによる長編叙事詩。1180年から1190年ごろの成立。アーサー王伝説に属する作品で、若き騎士エーレクと、妃エーニーテ姫を中心とする物語。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
世界大百科事典(旧版)内のエーレクの言及 【ハルトマン】より …シュワーベンの騎士の出身(従士)。諸作品のうち《哀歌》と《エーレクErek》は1180年ころに着手され,90年ころに完成,《グレゴリウス》と《哀れなハインリヒ》はこの順で90‐97年の間に書かれたと推定されている。この時期に彼は世俗と愛(ミンネ)に決別する抒情詩,そして十字軍参加(1189‐91)の所産の十字軍遠征の歌を書いた。… ※「エーレク」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」