オオキンケイギク(読み)オオキンケイギク(英語表記)Coreopsis lanceolata

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「オオキンケイギク」の意味・わかりやすい解説

オオキンケイギク(大金鶏菊)
オオキンケイギク
Coreopsis lanceolata

キク科多年草で,北アメリカ原産。草丈は 20~80cm。葉は対生し,へら状または線状披針形で,おもに下部に集ってつく。分枝は少く,長くしなやかな花柄の先に,直径5~8cmの頭状花をつける。花色は鮮黄色で,花弁状の舌状花には粗い切れ込みが入る。一重咲きのほか,半八重咲きや八重咲き品種があり,花壇鉢植えに利用される。土質は特に選ばないが,日当りのよい環境を好む。非常にじょうぶで,一度植えればほとんど放置状態で毎年花をつける。一部野生化している地域もみられる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のオオキンケイギクの言及

【ハルシャギク】より

…寒気に強いので一般に9~10月に種をまけば露地で越冬するが,寒地では春まきとするのでやや茂りは少なく,8月に開花する。 Coreopsis属にはキンケイギクC.basalis Blake(=C.drummondii Torr.et A.Gray)やオオキンケイギクC.lanceolata L.などの一年草や多年草を含めて世界に100種もあるが,花はフラボン色素を含み,アルカリに反応して変色する。【浅山 英一】。…

※「オオキンケイギク」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android