花柄(読み)カヘイ

デジタル大辞泉 「花柄」の意味・読み・例文・類語

か‐へい〔クワ‐〕【花柄】

花軸から分かれ出て、その先端に花をつける小さな枝。花梗かこう

はな‐がら【花柄】

花の模様を施してあること。また、その模様。「花柄ブラウス

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精選版 日本国語大辞典 「花柄」の意味・読み・例文・類語

か‐へいクヮ‥【花柄】

  1. 〘 名詞 〙 花軸から分かれ、その先端に花をつける小さな枝。花梗(かこう)
    1. [初出の実例]「杉苔は最も細く且つ紅色の花柄の尖端に、可憐な花を咲かせた」(出典:山椒魚(1929)〈井伏鱒二〉)

はな‐がら【花柄】

  1. 〘 名詞 〙 花の模様。はながた。
    1. [初出の実例]「派手な花柄のマフラーで髪をおおって」(出典:面影(1969)〈芝木好子〉六)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「花柄」の意味・わかりやすい解説

花柄
かへい

花梗(かこう)ともいう。花や花序(かじょ)をつける枝をいう。個々の花を支える末端の枝を小花柄または小梗(しょうこう)といい、花序全体を支える枝を総花柄または総梗という。穂状(すいじょう)花序では小花柄は短縮し、花はほとんど無柄になる。タンポポなどのように根元より出て分枝せず、葉の発達も悪く、花を頂生するような茎を花茎(かけい)という。

[田村道夫]

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