ギリシアにあるビザンティン時代の修道院。古代遺跡で知られるデルフォイの東南東約20kmの所にある。945年に隠修士ルカス(896-953)が創設。彼が没した後,1011年ごろにその墓の上に教会が建てられた。これは,大きな円蓋をスキンチで支え,ギリシア十字形プランをとる中期ビザンティンの代表的な建築である。内部を飾るモザイク《キリスト伝》は,背景に金地を使用し,キリストの栄光を強調する。地下祭室の壁画には,キリスト受難と復活が描かれる。このルカスに捧げられた教会に隣接した聖母礼拝堂(テオトコス)は,ルカスの祈願で10世紀後半に建てられたもので,かつてはバルバラに捧げられていた。
執筆者:長塚 安司
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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