おたんちん(読み)オタンチン

デジタル大辞泉の解説

おたんちん

おたんこなす」に同じ。
江戸新吉原で、嫌な客をいった語。
「色男(ねこ)も―も、かよひ郭の仲街(なかのちゃう)」〈・恵比良濃梅・後序〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

おたんちん

まぬけ。人をののしっていう語。 それだから貴様は-、パレオロガスだと云ふんだ/吾輩は猫である 漱石
遊里語 嫌いな客。 好かぬが-という也/洒落本・鄽数可佳妓

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

おたんちん

〘名〙 (形動) 人をあざける語。のろま。まぬけ。特に、寛政・享和(一七八九‐一八〇四)頃、江戸新吉原では、いやな客をさしていった。おたんこなす。
※洒落本・鄽数可佳妓(1800)一曰「『舛楼(せいろう)の客人はねこか』『いいへおたんちんのほふサ』『おきゃアかれ』 此ごろのはやりことばほれたがねこすかぬかおたんちんといふ也」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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