オナン(その他表記)Onan

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「オナン」の意味・わかりやすい解説

オナン
Onan

創世記』 (38・4~10) に出てくるユダ次男。長男エルの死後習慣に従ってその妻タマルのところに入ったが,生れる最初男の子に死んだ兄の名を継がせるという律法 (申命記 25・5~6) に反発して,子を得させまいと精液を地に漏したために (ここから「オナニー」の語が生れる) 神に殺されたという。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android