ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「オブライエン家」の意味・わかりやすい解説 オブライエン家オブライエンけO'Briens アイルランド南西部,マンスター地方の首長の家系。1014年クロンターフの戦いでデーン人を破ったマンスター王ブライアン・ボルー(940~1014)の一族で,中世を通じて北マンスターのソモンド王ら多くの有力貴族が輩出した。近代に入り一族のマロー(1551没)は新教徒となり,ヘンリー8世から初代ソモンド伯に叙せられ,4代伯ドノー(1624没)は,ティローンの反乱に際し,イギリス側についてこれを鎮圧,のちマンスター県長官となった。1741年断絶。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by