オラン文化(読み)オランぶんか(その他表記)Oran

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「オラン文化」の意味・わかりやすい解説

オラン文化
オランぶんか
Oran

北アフリカ西部にみられる中石器文化。かつてはイベロ・マウル文化と呼ばれていた。これはこの文化をイベリアモーリタニア双方に共通するものと考えていたことに由来するが,それは認められず,オラン文化と呼ばれるようになった。典型的な細石器文化であるが,幾何学形細石器はほとんどみられず,刃潰し細石刃が主要な石器である。またカプサ文化にあるようなカタツムリ貝塚はみられない。リビアキレナイカまでの分布は確実視されている。ナイル川流域の一部の文化をこれに由来するとする意見もある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

一度利用した製品を捨てずにそのまま再使用すること。ごみの削減に重要だとされる「3R」の一つで、衣類・服飾品や家電などさまざまな品目が取り扱われている。リユース商品の専門店やイベント、フリーマーケット...

リユースの用語解説を読む