オリュンピア競技

山川 世界史小辞典 改訂新版 「オリュンピア競技」の解説

オリュンピア競技(オリュンピアきょうぎ)

古代ギリシアの民族的祭典競技のうちの最も古く最も重要なもの。ペロポネソス半島の西北部,オリュンピアゼウス神殿の4年目ごとの祭典に伴う体育のみの競技で,優勝者への賞品はオリーヴの枝でつくった冠だったが,それは特別な名誉のしるしであった。第1回は前776年で,時代とともに種目が増加し,また参加選手の出身地も広がった。参加者は自由身分ギリシア人の男子に限られ,今日と違い水泳競艇はなかった。初期のアマチュア主義はヘレニズム時代以後くずれたが,後393年まで競技は続いた。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

関連語 ゼウス神殿

生命維持活動に必須なエネルギーの獲得や,成長に必要な有機材料を合成するために生体内で起るすべての生化学反応の総称。複雑な分子を単純な分子へ分解してゆく過程でエネルギーを獲得する分解代謝または異化 (カ...

代謝の用語解説を読む