オルピディオプシス(その他表記)Olpidiopsis

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「オルピディオプシス」の意味・わかりやすい解説

オルピディオプシス
Olpidiopsis

卵菌類クサリフクロカビ目の水生菌。ワタカビミズカビなどに寄生する。宿主体内で成長した細胞はそのまま遊走子嚢となり,成熟すると逸出管を生じ,宿主の体壁を突き抜いて遊走子を水中に逸出する。ときには宿主体内で有性生殖嚢となり,その雌雄のものがいわゆる配偶子嚢接合を行なって接合子を形成することが知られている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android